お店でお客さんと会話していると、家でコーヒーを淹れているほとんど方がカリタ3つ穴ドリッパーを使っていることに気がつきました。そして、多くの方が淹れ方がわからないという共通の悩みを抱えていることもわかりました。カリタのドリッパーは普及率が高く、手に入れやすいので持ってる方も多いと思います。実はカリタのドリッパーは、道具がある程度抽出をコントロールしてくれるので簡単にコーヒーが淹れられるドリッパーで忙しい主婦の方や、初心者の方でもすぐに美味しいコーヒーが作れる優れものです。ということで、今回はカリタ3つ穴ドリッパーの淹れ方を簡単に解説していきます。
カリタ3つ穴ドリッパーの理解
カリタ3つ穴ドリッパーはその名の通り、穴が3つ空いているドリッパーです。メリタのドリッパーとよく間違われますが、メリタは1つ穴でカリタは3つ穴です。ドリッパーの形状は粉とお湯の接触時間がしっかり確保できる台形型で、素材も銅製・ステンレス製・陶器製・プラスチック製とありサイズ展開も4種類あるドリッパーです。
美味しく淹れる為のポイント3つ
- フィルターをしっかりセットする。
- ドリッパーの形状の理解。
- 最初は真ん中、最後は「の」の字で注ぐ。
フィルターをしっかりセットする
まず、しっかりフィルターを折りましょう。先に底面を折り、次に側面の順にしっかり折る。この時、互い違いに折り込みフィルターにセットする。セットしたフィルターは浮かないようにしっかり折り目の部分を指で押さえる。*写真参照
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ドリッパーの形状の理解
台形
台形型のドリッパーの特徴は、粉とお湯の接触時間が長く確保できるということです。コーヒーの成分を抽出するときに、粉がお湯に使った状態になるので濃度感は濃くなりしっかりした味でコクのあるコーヒーになります。
3つの穴
台形型で3つの穴が横一列に並んでいるのも特徴です。穴が横一列に配置されていることでドリッパー内で粉の層を高く作る事ができます。簡単に言うと、横一列に配置されてることで底辺の面積を最小限にすることができます。なので同じ粉量をセットしたとしても底辺の面積が少ないので粉の層に高さが生まれます。そうする事でお湯が粉の層を通り抜けるまで時間が必要になるので、仕上がりにコクのあるまろやかな味わいになるように考えられているからです。
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↑Aのドリッパー
↑Bのドリッパー
リブが長い
リブ(溝)がフチまでしっかり入っている事でお湯で濡れたフィルターとドリッパーが密着しないように空気が入るように作られています。台形型のドリッパーは粉とお湯の接触時間を長く確保できるメリットがありますが、空気の抜けが悪くなって抽出時間が長くなり過抽出にならない為の工夫です。
最初は真ん中、最後は「の」の字で注ぐ
「の」の字を書くように注ぐというのはカリタによって普及したとも言われております。初めの蒸らしは中心へ円を描くように注ぎ、2投目はコーヒードーム(膨らんだ豆)が崩れないように中心へ円を描くようにゆっくり注ぐ。3投目は2投目より少し勢いよく円を描くようにコーヒードームを広げるイメージで注ぐ。このコーヒードームをしっかり形成してから「の」の字を描くように注いでいく。3回で注ぎを終わってもいいし4、5投目と分けて注いでもいい。注ぐ量を細かく分けることで、抽出時間が長く確保できるようになり、よりコクのあるコーヒーに仕上がるようになる。好みで調節するとよい。
- 蒸らし=円を描くように注ぐ
- 2投目=中心から円を描くようにゆっくり注ぐ(膨らみが壊れないように)
- 3投目=中心から円を描くように2投目より少し勢いよく注ぐ(3投目で終わっても良い)
- 4投目以降は中心から「の」の字を描くように注ぐ
実際に淹れてみる(写真あり)
今回のレシピはコチラ。
- コーヒー粉1人前:12g
- ドリッパー&フィルター
- お湯:220ml
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本記事のまとめ
カリタの3つ穴ドリッパーは注ぎの回数を細かく分けることでコク(濃度)に変化をつけることができ、お湯を注いでしまうとあとは落ち切るまで待っているだけでいいので、付きっきりでいる必要はありません。また、このドリッパーは多く普及しているのでフィルターも不便なく買い足しできます。なので忙しい主婦の方など、ずっとコーヒーに付きっきりでいられない方におすすめです。ドリッパーの価格や購入しやすさなどの面から、これからコーヒーを淹れる人におすすめの商品の一つです。
今回、紹介したドリッパーはコチラです。最も有名で、一度は目にしたことある人も多いドリッパーだと思います。ちなみにハリオV60と比べると全く味わいの違うコーヒーになるのでびっくりしますよ?二つ目のドリッパーにお試ししてください。
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