【上級者のおもちゃ】2021年に購入した『コーノ式』のドリッパーが1番楽しめた理由と紹介

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この記事を書いた人
たっちゃん

【年齢】1989年生まれ
【出身】和歌山
【職業】キッチンカーカフェ
【趣味】珈琲・ロードバイク
【ブログを始めたキッカケ】
お店で接客していると多くの方から「淹れ方・道具の選び方・保管方法」などの悩みが多かったので、隙間時間に見れるようにブログを始めました。

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2021年もあと少しで終わります。なので、今年1番楽しめたドリッパーを紹介してみようかと思います。と言うのも、普段家でコーヒーを飲むときに毎回いろんなドリッパーで淹れているんですが、奥深さがあって「楽しい!」っていつも思ってしまうのでどうしても紹介したくなっちゃっただけです。笑



ドリッパーによる味の違いってわかるの?

僕がいつも飲んでいるコーヒー豆は自分で焙煎していて、お店でも使っているブラジル産のブルボン種です。そして、いつも同じ量しか作りません。なので、粉量や挽き目による違いはあまり出ず、ドリッパーや注ぎ方による味の違いがはっきり出るのでドリッパーによる味の違いがわかります。それらを前提条件としたうえでドリッパーの特徴を考えながら注ぎ方・抽出時間を変えて楽しんでいます。どれが正しいとはないと考えていますが、やはり多種多様なドリッパーを持っているならそれぞれの特徴を把握していないと魅力を100%引き出せないと考えています。逆に、各ドリッパーの特徴を把握していると1つの豆でも多くの味わいが楽しめます。




1番楽しめたのは【コーノ式】ドリッパー

コーノ式が1番楽しめた結論

もしも「どれか1つしか一生使えません!」と言われたらコーノ式を選びます。その理由は引き出せる味わいの幅が広いからです。本当に淹れる人がどういった味を表現したいかを選べるドリッパーです。例えば、豆(品種)・粉量・挽き目などの要素は統一すれば誰でも同じように合わせられますが、お湯の注ぎ方に関してはどうしてもクセが出てしまいがちです。(秒速何mlでどこを狙って注ぐなどの訓練をすれば別)その注ぐ部分で味わいに変化をつけられるのがコーノ式のドリッパーの魅力。準備はいつも同じです。ただ、「今日はどうやって注いでみようかな?」「こんな味を出してみたいな〜じゃあこうやって注ごうか!」って感じで楽しんでいます。予想してその通りにできるか?できなかった原因は何処だ?みたいにして楽しめたのがコーノ式のドリッパーでした。


コーノ式に対してのイメージ

今ではものすごく楽しめてますが、コーノ式に対しての初めの僕のイメージはこんな感じでした。

  • 難しい
  • どこを調べても言ってること(注ぎ方)がバラバラ
  • 点滴法

初めて使う前はあまり良いイメージはなかったです。一般的な抽出方法を調べても動画・ブログで言ってることがバラバラで何をマネすれば良いのかわからないのに、上級者向けって言うことだけはどこを見ても同じでした(笑)ドリップの方法も点滴法だったのであまり得意ではなかったし、なかなか手を出すまで時間がかかりました。今はもっと早く使いだしてればよかったと思いますが、上級者向けと言う部分に関しては僕もやはり上級者向けだと思います。


コーノ式が”上級者向け”な原因は?

コーノ式が難しいと言われる理由は”淹れる人が味を作ることができる”からです。つまり、抽出に関してある程度知識が必要になってくるということ。逆に抽出に関しての知識がないと、コーノ式の魅力を十分に発揮できないドリッパーと言えます。



秘密①コーノ式が幅広い味わいを出せる秘密は”〇〇”にアリ!

ここまでコーノ式は幅広い味わいを出すことができるドリッパーと何度も言ってきましたが、幅広い味を出せる理由は”リブ”にあります。リブとはドリッパーの内側にある”溝”のことを言い、この溝がドリッパー内のお湯が中心の穴に向かうように流れを作り出します。リブはどのドリッパーにもあるものなんですが、コーノ式のドリッパーにあるリブは短くなっています。リブが短いと中心に向かうお湯の流れをコントロールすることができます。




ドリッパー内のお湯の流れをコントロールする方法

ドリップを開始するとドリッパー内にお湯が溜まっていきます。この時に水面の高さを一定に保つのですが、どの位置で保つかで味わいに変化がつけられます。

  • 水位が高い・・・お湯が溜まっている状態(浸漬状態)が続くので柔らかい味に仕上がりやすくなります。
  • 水位が低い・・・クリーンな味わいになりやすいですが、苦味は少し強くなります。

どちらにしても、水位は最低限リブより高い位置でキープしてください。



秘密②コーノ式の”リブが下部にしかない”のがミソ!?

先ほど、短いリブで水位をコントロールできるので引き出せる味わいに幅があるとお伝えしましたが、リブが短いという事は下部にしかリブがないという事です。つまり、上部にはリブがないという事になります。これがどういう効果を発揮するのか?リブがないとドリッパーとフィルターが密着します。密着すると隙間ができないので、コーヒー液が流れづらくなります。つまり、リブのある下部から優先的にコーヒー液が流れるようになり、上部からは流れにくくなるという事です。


雑味が抑えられる!?

下部にしかないリブがしっかりコーヒー液を抽出してくれるので、仕上がりにコクが出ます。と同時に雑味の元になる*アクを出しにくくもします。フィルターの上部がドリッパーと密着する事で上部からコーヒー液が流れにくくなり、雑味の元になる*アク(泡)を外側や下部に近づけない効果ができ、雑味がサーバーにたくさん落ちるのを防いでくれます。その他のドリッパーはリブが上部まであるので、外側からアクが落ちやすくなってしまいます。



*・・・アクはコーヒーの雑味の元で、表面に浮かんだ泡に吸収される特性があります。




まとめ:コーノ式を使い込んだ感想

コーノ式で淹れるようになってから、1日に何度もコーヒーを飲むようになりました。同じ豆で同じ粉量、ドリッパーも同じだけど注ぎ方で味わいに変化をつけて楽しんでいる状態です。飲むというより、研究に近いかな?www ただ1つ言える事はやっぱり奥が深い!だって1つの品種でこれだけ楽しめるんだから、全てを確かめるのは不可能に近いと思う。もちろん美味しくも飲めるし、ドリップに慣れた人なら思い切って購入してみるともっとコーヒーの世界に引き込まれるんじゃないかな?僕はそう思う。美味しい・美味しくないもあるけど、やっぱり自分でコーヒーを淹れて楽しいと感じてほしい。多くのドリッパーを使い回すのも良いけど、まずはコーノ式でいろんな淹れ方を試してみてはいかがでしょう?






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