家でコーヒーを淹れたことがある人で一度はコーヒーミルを買ってみたいと思ったことはありませんか?実はコーヒー屋が最もお金をかける道具がコーヒーミルなんです。今回は家でも使えるコーヒーミルを3つのタイプに分けて簡単に紹介します。この記事を読むと、失敗せずに用途に適したコーヒーミルを選ぶことができるようになり、家で飲むコーヒーの質が上がるようになります。
家にコーヒーミルがあるだけで、コーヒーの引き出せる味わいが一気に広がるよ!
結論:コーヒーミルを選ぶ時は性能を見る
コーヒーミルを選ぶときは【性能】をしっかり把握しないとダメです。改めて言われると「知っている」と言われそうですが、いざ商品を選ぶとなると「値段・見た目」に目がいきがちになります。値段も大事ですが、用途に適したミルを選ぶことが何よりも大切。
ついつい、値段が安い物を選んでしまいがちだけど、そうじゃないんだね。
用途に適したコーヒーミルとは?
コーヒーミルの性能は高価なものになればなるほど良くなります。しかし、家で飲む用に購入するのであれば高価なもの(多性能)は必要ないです。
- コーヒーを飲む頻度
- 一度に挽く豆の量
- こだわり
コーヒーを飲む頻度
例えば1日1杯のコーヒーを飲む人と5杯飲む人に適したミルは違ってきます。1杯なら手挽きミルでもいいと思いますが、5杯となると手挽きミルだとちょっと面倒なんで電動ミルが向いているかと。
一度に挽く豆の量
夫婦で飲む場合だと一度に挽く豆の量は20gだったり、アイスコーヒーならもっと多くなります。こういった場合だと、手挽きミルよりも電動ミルの方がストレスがないです。
こだわり
キャンプ・雰囲気などもあらゆる場面でコーヒーを淹れる場合は電気が必要なタイプよりも手挽きミルの方がおすすめです。
*もっと美味しいく淹れたい方はチェック
【超重要】タイプ別コーヒーミルの特性
コーヒーミルには手動と電動の2つのタイプがあることはご存知でしょうか?選び方の前にこの2つのタイプについて説明します。
手動タイプのコーヒーミル
- 電源不必要、場所を選ばずに使える。
- 1〜2人前用が多い。
- 粒度の調整もできるが少し手間がかかる。
- 挽き終わるまで時間がかかる。
1日1杯程度の頻度で飲む場合は、手挽きミルの方が安く手に入れることができるからおすすめ!ダイソーでも500円で手挽きミルを販売しているし、使ってみても問題なく美味しく淹れることができた。
電動タイプのコーヒーミル
- 一度に大量の豆を挽くことができる。
- 粒度の調節が簡単。
- 高価(安いものは注意)
- あっという間に挽き終わる。
「便利」「ラク」1日に何杯も飲んだり、家族の分も一緒に作ったりする場合なんかにおすすめ。ただし、性能を求めると高価になって、安価なものだと性能はあまりよくないものが多い。最低でも1万円以上の買い物になってくる。
【ここだけ見て!】コーヒーミルの見るべき性能のポイントはココ
コーヒーミルの性能をそれぞれわかりやすく説明していきます。見るべきポイントはこの部分です。
- 刃の形状(素材)
- 粒度の均一性(微粉)
- 手入れのしやすさ
- 耐久性
刃の形状の違い(素材)
豆を粉砕する”刃の形状”のことです。刃の形状の違いは大きく分けて4種類あります。
- ブレードカッター
- コニカルカッター
- フラットカッター
- ロールグラインダー
ブレードカッター
プロペラ式・ミキサー式などと呼ばれていることもあるタイプ。主に家庭用向けの電動ミルに使われている。メリットとしてはコンパクトで安価、手入れが簡単という部分。デメリットは粒度の調整がやりにくくて、均等に刃に豆が当たらないので粒度の均一性に欠ける。つまり、再現性が低くなる。とは言え場所を取らないし、時短できるのでたまに家で使ってます。
コニカルカッター
コニカルとは「円錐状の」という意味で、固定の刃に可動部分の刃が刺さるような形(臼式)でなっていて、電動と手動の両方のミルで使われています。筒状の刃が回転して、その間を通った豆を粉砕し、隙間を調整することで粒度を変えれます。コニカルカッターは粒度の調整できる幅が広いので、エスプレッソ用の豆を挽くこともできます。メリットは粉が多角的になることで表面積が増える。デメリットは摩擦熱と微粉がでやすく、静電気の発生で周囲に粉が飛び散る。ただし、コーヒーにこだわりを持つ場合は最低でもこのレベルのグラインダーが必要になってくる。
*プロペラ式の電動ミルを買うなら、手動でもいいのでコニカルカッターのミルをおすすめします。
フラットカッター
上下に重なり合った刃で豆を粉砕する構造。メリットは挽き目が均等になりやすくて、摩擦熱が発生しにくい。家庭用のミルでもこのフッラトカッターを採用しているものを見かけますが価格は中〜高価で、エスプレッソ用の挽き目に対応している物もある。
刃の素材の違い
ちなみに刃の素材にはセラミックス製と金属製の2種類があります。セラミック製について簡単に説明します。
セラミックス製
メリット
- ガッツリ洗える
- 静電気が少ない
- 摩擦熱が発生しにくい
- 耐久性がある
デメリット
- 金属製と比べると切れ味が劣る
粒度の均一性(微粉)
ラクに挽くことができる。よりも、挽き終わった粉の粒度が均一になっているか?粒度の調整がどれだけできるのか?この2点が重要です。また、微粉の多さにも注意しましょう。
*適した粒度の決め方はコチラ
手入れのしやすさ
水洗いできる物なのか?できないのか?分解して細かな部分まで手入れできるものは長く使うことがで切るので、なるべく手入れが簡単なものを選びましょう。
耐久性
主に刃の部分です。欠けてしまうこともあるので、なるべく耐久性の強いものを選びましょう。
*豆以外のものを入れるとすぐに欠けてしまいます。
自分に適したコーヒーミルの選び方は?
まず考えないとダメなのは【性能・用途】の2つです。
性能
- 電動or手動
- 刃のタイプ
- 均一性
用途
- どこで使うか?
- 一度にどれだけの量を挽くか?
- 1日何杯飲むか?
まずは自分がどれくらいコーヒーを飲むか理解しておくことが大切!
飲み方に適したコーヒーミルはコレ!
1日1杯〜2杯
手動のコーヒーミルがおすすめです。面倒ですが、質の高いコーヒーが作れるので手動ミルが適してます。
1日4杯〜5杯
電動のコーヒーミルがおすすめです。手動ミルでも良いと思いますが、電動ミルを購入しても十分価値のある買い物と言えるので、電動ミルを購入するのもありです。
質・味わいを毎回変えたい人
電動ミルで刃のタイプはコニカルorフラットの物をおすすめです。
本記事のまとめ
家でコーヒーを美味しく淹れるには豆の鮮度が重要。ポイントは飲む直前に豆を挽くことで鮮度が保たれるます。豆を挽くにはコーヒーミルが必要でミルのタイプは【手動・電動】の2種類があり、刃の種類の3種類あります。
コーヒーミルを選ぶ時は【性能・用途】を考えて選ぶことがポイントです。
1日1〜2杯飲む人は手動ミル。4〜5杯飲むなら電動ミルがおすすめです。ただ、こだわりがあっていろんな味わいを引き出してみたい場合は電動ミル(コニカル・フラット)が便利でいいです。個人的意見ですが、豆を挽くことが面倒で安価の電動ミル(プロペラ式)を購入しがちですがおすすめしません。理由は粒度の安定性に欠けるからです。手動ミルの方がコーヒーの質は安定します。コーヒーミルを検討している方は用途を考えてこの記事を参考にしてください。
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