コーヒーの淹れ方をネットで調べていると『水で味わいが変化する』と聞いたことはありませんか?実は、この記事で紹介する【コーヒーに適した水の選び方】を実践すると、誰でも簡単にコーヒーに合った水を選ぶことができます。なぜなら、僕も実際に水によって味わいの違ったコーヒーを飲み比べて、自分の好み・いつも使っている豆に適した水を選ぶことができたからです。この記事では、使用する水によってコーヒーの味わいがどう違うのかを紹介します。記事を読み終えると、水によってコーヒーの味わいが変化する理由が理解でき、その日の気分で水を変えたりすることができるようになります。
自己紹介だけさせてください。
地方に住むコーヒーが好きな33歳です。【自分でお金を稼ぎたい】そんな想いで脱サラして起業。右も左も前も後ろもわからない状態で、コーヒーの豆販売の代理店を開始。
営業経験ナシだったので当たり前に売れることなく、悩んでいた頃に「自分で作って売ればいい」と考え露店営業開始。
不便な場所にこそ需要があると考え、不便な場所で出店を開始したが、本当に不便過ぎて路頭に迷う。(笑) このときに今のままじゃダメだと思い、キッチンカーを購入。現在はイベント・スーパーの店先で出店し、コーヒーの魅力を伝えるために教室も開催しています。
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コーヒーにおいての水の重要性
実はみなさんが飲むコーヒーのほとんどは『水』です。ドリップコーヒーに占める水の割合は98%〜99%です。つまり約1%〜2%がコーヒーの成分になるということです。ちなみに濃いことで有名なエスプレッソにおいても、コーヒーの成分は約10%程で90%が水で構成されています。なので、使用する水は味わいに大きく影響を与えると言えます。
水の種類
水には「軟水・硬水」の2種類があり、それぞれの違いは『硬度』と呼ばれる指標で分けられます。硬度とは水中のミネラルの量で決められ、WHO(世界保健機関)では120mg未満を軟水、それ以上を硬水と定めており、日本の水はほとんどが軟水に当たります。ちなみに、硬度は裏のラベルに大体表示されています。
日本におけるドリップコーヒーに適した硬度は?
ミネラルが1リットルあたり約30〜80mgの軟水がオススメで、コンビニなどで見かけるエビアンなどは硬水に当たります。
日本と世界ではコーヒーに適した水は違う!?
先ほど『日本における〜』と表現したには理由があります。コーヒーを焙煎するロースターが真っ先に行うのが味のチェックです。このとき、道具などの要素で味わいが左右されないように味のチェックをするのですが、基準となる水が違えば味わいも変わってきます。日本では軟水ですが、海外では硬水が一般的です。なので、その地域に適した水を使用することが重要です。
日本国内でも注意すること!
先ほど海外と日本の水が違うとお伝えしましたが、これは日本国内でも同じことが言えて、水にこだわりを持ってコーヒーを淹れているカフェとロースターが味のチェックに使用した水が違うと当然、味わいは違ってきます。
「軟水」「硬水」でコーヒーの味わいはどのように変化するのか?
軟水と硬水の違いは、水に含まれるミネラルの量だと先ほどお伝えしました。ミネラルの中でも「カルシウム・マグネシウム」が味わいに大きく影響を与え、カルシウムとマグネシウムを多く含む硬水を使用すると苦味が強くなり、軟水を使用するとマイルドでコーヒーそのものの特徴が出やすいと言われています。
硬水
特徴
コーヒーの成分と反応しやすいカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多く含まれている。
コーヒーの味わい
マグネシウムが多く含まれていることから、苦味が強くなる。
商品名
エビアン・コントレックスなどの海外の水。
軟水
特徴
カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が少ないので、コーヒー成分に影響を与えにくい。
コーヒーの味わい
マイルドな味わいで、風味が豊かになる。
商品名
日本の水道水や海外産だとボルヴィックなど。
水道水でも大丈夫!
日本の水道水は沖縄の一部地域を除き「軟水」です。しかし、消毒用のカルキ(塩素)に注意しないといけません。カルキは沸騰させることでほとんど抜けますが、水出しなどの低温で使用する場合は浄水器を通した水を使用することをおすすめします。
本記事のまとめ
コーヒーの98%〜99%は水の成分で、コーヒーの成分は約1%〜2%ほどしか含まれません。なので、コーヒーを淹れる際には使用する水にも気をつけないと美味しく淹れることができません。軟水と硬水に含まれるカルシウムとマグネシウムが味わいに大きく影響を与え、苦味成分が多く抽出されたり、味わいがマイルドになったりと同じ豆でも味は違ってきます。好みで硬水を使用するのも問題はありませんし、飲み比べをしてみるとハッキリと違いがわかるので一度飲み比べてみてはどうでしょう?好みの味に近づく場合もございます。
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