家でコーヒーを作るときに粉の量を何g使えばいいのかわからなくて悩んだことはありませんか?実はこの記事で紹介する方法で粉の量を決めると、誰でも簡単に適正な量でコーヒーを作ることができるようになります。なぜなら、僕もこの方法で粉量を決めて作るようにしてから仕上がりの味のブレがなくなりお客さんからもわかりやすいと好評だったからです。この記事では、適正な粉の量を数字を使ってわかりやすく紹介します。記事を読み終えると、今後コーヒーの粉量で迷うことがなくなります。
今回のゴール
コーヒーを毎回美味しく淹れる為に適正な粉量を導き出せるようになり、その日の気分で味わいに変化をつけてひとつの豆でも多くの味わいを引き出せるようになること。
適正な粉量を見つけるには【公式を覚えるだけで解決できる】
適正な粉量を導き出す方法は、粉1gに対してお湯を16mlという比率に当てはめると簡単に導き出せます。【粉1:湯量16】という比率はハンドドリップにおいて国際的な比率とされています。つまり、この比率を基準にして粉量と湯量を決めれば良いということです。
粉量と必要な水を導き出す公式はコチラ
公式を使って適正な「粉量を導き出す」
例えば、粉を15g使ってコーヒーを淹れる場合、粉に対して水の量が多くなると味は薄くなり、少なすぎると濃くなりすぎてしまう。毎回美味しく作るには、毎回同じ量の水を使うことも大切だが、粉量に対して適切な水の量を把握することも重要です。
公式を使って適正な「水の量を導き出す」
逆に、飲みたい量のコーヒーから必要な粉量を導き出すことをやってみます。例えば300mlのコーヒーを作りたいときは「300ml÷16」の計算で300mlが16の何倍なのかがわかります。四捨五入して18倍とわかったので、粉量を18倍にします。そうすれば水300ml使ったときに適正な粉量が導き出されます。
公式に当てはめても実際のコーヒーの量は少なくなる!?
先ほどのように、300mlのコーヒーを作りたい場合に水を300ml使っても実際に出来上がる量は300mlにはなりません。その理由は粉に水分が吸収されてしまうからです。
粉に吸収される分の水分は、粉1gに対して約2ml
粉に吸収される水分は、使用する粉1gに対して約2mlです。つまり、300mlの水を使ってコーヒーを作っても出来上がりの量は「300ml-36ml」で、264mlの仕上がりになります。
本記事のまとめ
初心者の方が毎回コーヒーの味がバラバラになる理由は、淹れ方よりも粉と水の比率が狂っている可能性が高いです。粉に対して水が多くなると味は薄くなり、少なくなると濃くなりますが、それ以前に正しい量(比率)を把握していない人が多いです。今回の記事では【粉1gに対して水16ml】という比率を紹介しました。一度、計り(スケール)を使って普段どれだけの粉に対して、どれだけの水を使っているか確認してみてください。
- 粉量と水の比率は【1:16】になるようにして考える
- 粉に吸収される水分量は1gに対して約2mlの水分が吸収される
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