コーヒー豆を購入してきた直後は香りが良いのに、時間が経つと豆の香りが弱くなることに悩んだとこはありませんか?実は、お客さんからもコーヒーの香りについての質問が多いので、今回は初心者の方でも焙煎された豆の香りが良い理由について簡単に紹介します。この記事を最後まで読むと、豆の香りが良い理由が理解でき、鮮度の重要性も理解できるので今後香りの良いコーヒーを購入する事ができます。
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結論「豆の香りが良い理由は炭酸ガス」が発生しているから!
コーヒーの香りの正体は焙煎によって発生した炭酸ガスです。生豆の状態だとコーヒーは飲めないので煎る作業(焙煎)をします。その時に発生する炭酸ガスが香りの正体です。
焙煎によって化学変化が起こり炭酸ガスが発生する
コーヒー豆は焙煎されると豆の中に蜂の巣のようにいくつか空洞ができます。その空洞の中に化学変化によって、発生した炭酸ガスが閉じ込められるイメージです。
香りが広がる理由
コーヒー豆は豆の状態から粉にすることで、香りが一気に広がります。その理由は、焙煎によって空洞の中に閉じ込められた炭酸ガスが粉にすることで砕かれるからです。この時、ガスが多ければ多いほど香りは強くなります。
焙煎によって発生する炭酸ガス(香り)は700種類以上の香り!?
コーヒーの香りの成分は700種類以上あると言われております。その多くは焙煎によって発生する炭酸ガスに含まれている。
焙煎直後の豆はガスが出過ぎて危険!?
実は以前、焙煎直後の豆を「粉の状態」で発送を希望されたので袋に入れて発送したことがあります。そしたら、配達途中でガスの放出が活発になり、袋がパンパンに膨れ上がっていたことがありました。袋が破裂するとは聞いたことはありましたが、ここまで膨らむとは知らずビックリした経験があります。
コーヒーの香りが強い理由は炭酸ガスを多く含んでいるから!
香りの正体は焙煎によって発生した炭酸ガスだとわかりました。では、香りが強い豆と香りが弱い豆の違いについて説明します。
香りが強い理由
焙煎からあまり時間が経っていない豆は、含まれる炭酸ガスの量が多くてガスの放出も活発な状態です。
つまり「炭酸ガスが多い=香りの成分が多い」ということなので香りは強くなります。
香りが弱い理由
焙煎から日にちが経った豆、もしくは浅煎りの豆は炭酸ガスの量が少ないので香りが弱くなります。浅煎りに関しては焙煎時間が短く、発生する炭酸ガスの量が元々少ないので鮮度が良くても膨らみや香りが弱いです。一応参考程度ですが、おすすめのコーヒー豆保管容器のリンク貼って起きます。
炭酸ガス(香り成分)が少なくなる理由
炭酸ガスが少なくなる理由は酸化です。酸化による豆の変化のひとつに香りの低下があります。コーヒー豆は焙煎直後から酸化が始まるので、焙煎日から時間の経った豆はガスが放出されて香りが弱くなります。
粉にすると酸化が加速する
豆の状態から粉にする事で、空洞の中の炭酸ガスが一気に放出されてガスが抜け切ってしまいます。なので、香りが抜けきらない為にも粉で購入するときは1週間で飲み切れる量で購入する事をおすすめしています。
ちなみに豆の状態で正しく保管されていると1ヶ月は香りが残ると言われています。正しい保管方法はコチラ
香りが良いという事は鮮度が良い証拠!
「香り良い=炭酸ガスが残っている」つまり焙煎からあまり日にちが経っていない証拠です。なので、「鮮度が良い=香りが良い」と言えます。
本記事のまとめ
・コーヒーの香りの正体は『焙煎によって発生した炭酸ガス』
・炭酸ガスは豆の中に閉じ込められていて、ミル挽きすることで一気に香りが放出される。
・香りは焙煎直後から放出が始まり、豆で約1ヶ月・粉だと1週間で抜け切ってしまう。
・香りを楽しむにはある程度鮮度の良い状態の豆を使う必要がある。
・豆を購入する時は、焙煎日がいつなのか確認すると香りの良さがわかる。
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