コーヒーを淹れるときに道具の種類が多すぎて迷ったことはありませんか?今回はハリオのV60のドリッパーを使ったコーヒーの淹れ方を簡単に解説します。なぜ、ハリオのドリッパーかと言うと世界大会でも使用される程、世界的に人気の高いドリッパーなので購入しやすくて持っている人も多いからです。この記事では、淹れ方の解説を極限まで省いて書いているので初心者の方でもわかりやすくなっています。最後まで読んでいただくと、ハリオV60についての理解が深まり美味しいコーヒーを作ることができるようになります。
自己紹介
地方在住コーヒー好きの33歳
【自分でお金を稼ぎたい】
そんな想いで脱サラして起業
・コーヒー豆の代理店を開始
・売上ゼロスタート
・「自分で作って売る」ことを決意
・露店営業から開始
・現在はキッチンカー営業
・コーヒー教室も定期開催
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HARIO社の考え
ドリッパーを製作している会社がコーヒーに対してどのように考えているのか?まずはその部分の理解が必要です。ハリオ社の場合はこのように考えています。
- ワインのように選ぶ時代
- 淹れる人が味を作ることのできるドリッパー
- 美味しいを追求し、探し当てることができるドリッパー
ワインのように選ぶ
これはサードウェーブ移行、コーヒーもワインのように選ぶ時代になってきたことで同じ豆を使っても淹れ方で味や香りが変化し、それを楽しんでもらいたいという考えです。
淹れる人が味を作ることができる
使用する豆・粉量・挽き目などのレシピが同じでも、淹れる人のその時の気分で味わいに変化をつけることでよりコーヒーを楽しんでいただけるという考え。
美味しいを追求できる
簡単に言えば、自分好みの味を作ることができるということ。もっと深く話せば、同じ豆でも注ぎ方で味わいに変化をつけることができるので、初心者からプロまで幅広いコーヒー愛好家に対応できるという事。
ハリオV60の特性を知る
ハリオV60のドリッパーの特徴はこ3つ
- 円錐形
- 1つ穴
- リブ
円錐形
円錐形のメリットは粉をセットした時に深みができるところ、そのおかげで粉とお湯がしっかり触れる時間が確保できる仕組みになっている。
1つ穴
大きな穴が1つなので湯抜けが速くなる。世界最速で抽出もできるが、注ぎ方で味わいに変化がつけられる部分が魅力。
リブ
リブ(溝)の形状がスパイラルリブという特殊な作りになっており、フィルターとドリッパーが密着するこを防ぎ、スムーズな抽出を可能にしている。
レシピを作ろう
コーヒー如きにレシピ?と思った人は特に聞いてください。コーヒーは水と豆の2つしか食材は使いません。なので、シンプルだからこそレシピが必要になってきます。レシピの重要性はこの2つです。
- 作りたい味がわかっていない
- 基本の味(レシピ)がわかっていない
作りたい味がわかっていない
レシピを作成するうえで「自分が目指すゴール」をまずは決めてください。苦いのが好き?酸味があるのが好き?ザックリでいいのでどのような味のコーヒーを作りたいのか決めましょう。
苦めが好みの人
- 挽き目・・・細かく
- 湯温・・・高め
- 粉量・・・多め
- 抽出時間・・・長め
1→2→3→4順番で変えていってください。
酸味が好みの人
- 挽き目・・・粗く
- 湯温・・・低く(最低でも82℃はキープ)
- 抽出時間・・・短く
- 粉量・・・少なく
1→2→3→4の順番で変えていってください。粉量を少なくするのはおすすめしません。理由は粉の層が低くなり、未抽出になってしまいがちだから。
基本の味(レシピ)がわかっていない
「美味しく作れた」「美味しく作れなかった」その基準はなんでしょう?ということでまずは、基本になる味の作り方を確立させる必要があります。つまり、どう違うかを判断するための味ってことです。
基本のレシピ
まずは作りたい量を決めます。今回は200ml作ります。
- コーヒー粉12g(焙煎度合い・挽き目は好み)
- お湯230㎖
- スケール
抽出を3つの段階に分けて考える。
使用するお湯をそれぞれ、蒸らしで20%・本抽出で20%・抽出で60%と3つに分けて注いでいきます。
蒸らしフェーズ(注ぐお湯20%)
全体の20%のお湯(今回は45㎖)を素早く全体にムラなく、中心から円を描くように注ぎます。蒸らし時間は30秒。
本抽出
30秒の蒸らしを終えると全体の20%のお湯(45㎖)を使って本抽出をします。この時意識するのは、ドリッパーのフチまでしっかりお湯をかけること。同じように中心から円を描くように全体にムラなくお湯を注ぎます。この本抽出がしっかりできているかどうかで味が決まります。
抽出
本抽出以外は仕上がりの湯量の調整だと思ってくれて大丈夫です。本抽出でお湯を注ぎ終えてしばらく待ってから注ぎ始めます。使うお湯の量は全体のお湯の60%(138㎖)です。蒸らしの時より少し勢いよくお湯を注ぎ、ドリッパーの中で全体を撹拌するイメージで中心から円を描くようにお湯を注ぎます。
あらかじめ使うお湯の量を決めているので、落ち切るまで待っていただいて大丈夫。
完成したコーヒーの量は?
ドンピシャではなかったですが、狙い通り200㎖。僕はこのレシピを自分の軸としてまずはコーヒーを作ります。そして、実際に飲んでからどう変化させるか?を決めるようにしています。あくまで作る量は今回のための数字です。
まとめ
- ハリオV60は淹れ手によって味わいに変化をつけられるドリッパー
- まずは自分が表現したい味、目指すところを決める
- 軸になるレシピを元に変化をつけていく
一度、目的を持ってからコーヒーを淹れてみてください。そうすると、自分の好みの味を自分で作れるようになります。今回はザックリですが、レシピの作り方を紹介しました。参考にしてみてください。
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