移動販売・キッチンカーをされている方ならイベント出店は売上を作るのにすごく大事な出店になりますよね?その理由は3つあると思います。
- 人が集まる・・・単純に通常出店よりも人が多いので購入される確率が高くなります。
- 興奮状態・・・イベントという非日常の状態では人は興奮状態になり、財布の紐が緩くなり高倍率up
- 選択肢が変わる・・・選択肢が多いことから「買う?買わない?」ではなく「どれにする?」という選択になるので購買率は高くなります。
しかし、コロナの影響でイベントがなくなり移動販売をしている人たちはかなりの影響を受けました。
「イベントがないことで収入が下がる」果たしてこれは本当に仕方ないことなんでしょうか?
僕の考えはこちらです。
結論:イベントは打ち上げ花火のように単発の売上でしかない。
僕の考えですが、イベント出店での売上にあまりこだわりすぎるのは良くないことだと考えています。
その理由が3つ!
理由:その1
年間を通してイベントより通常出店の方が打席数が多いから
これは冷静になって考えると分かりやすいのですが、コロナでイベントが中止になる以前に屋外でのイベントは雨風で中止になることはよくあることだということ。
つまり、コロナに関わらずイベントが中止になることはあります。
なので、年間を通してイベントの数より平日の通常出店の方が日数が多いので、そちらでの売上を伸ばすことに力を入れる方が重要です。
例えるなら、イベントでホームランを打つより通常出店で毎日ヒットを打つ方が息の長い商売ができるということです。
ちなみに僕はこのコロナの期間で売上は落ちなかったです。
それはイベントよりも通常出店での売上のアベレージを上げる方が長く商売ができると考えており、通常出店でのアベレージを上げるということは、リピーターが増えてきているor認知が広がってきているということだからです。
なので、結果的にコロナでイベント出店がなくても売上は落ちることはなかったです。
理由:その2
他のイベントと被ることがある
通常、イベントに出店するとなると2・3ヶ月前から参加を決めなければなりません。
と、なると参加を決めたあとに大きなイベントのお誘いや個別での依頼が来たときにお断りすることになります。
それの何がダメなのかと言うと、大きなイベントに出れないと言うことではなくてお客さんがそちらのイベントに流れてしまう可能性があるということなんです。
イベントに出る理由の1つに「人が集まる」ということをお伝えしましたが、お客さんはどのイベントに行くかは事前に決める必要はありません。
なので、同じ日に他の場所で大きな規模のイベントがあればそちらに行ってしまいます。
そうなると集客数が少なくなりイベント自体が盛り上がりません。
実際に出させてもらったイベントでも、集客が少ないことから盛り上がりに欠け「次はもう来ないかな
」っと言った声をお客さんからお聞きしました。
理由:その3(重要)
売上に対する出店料が高い
あと、これも意外と見落としがちな部分ですがイベント参加費は案外安くないです。
例えば、イベントの参加費を6,500円だとしましょう。
そして、コーヒーを1杯300円(原価50円)で販売していたとして、その日の売上が20,000円でした。
これはコーヒーを66杯売ったことになります。結構買われた方ではないでしょうか?
この20,000円に対して参加費の6,500円は32.5%です。
通常出店だと出店料は高くて大体20%くらいです。
つまり、通常の出店だと売上20,000円の20%で出店料は4,000円になるわけです。
逆にもし、出店料20%で6,500円になる時の売上は?というと32,500円になります。
コーヒー108杯売った金額になるんですよ。
これ、わかります?
全てに当てはまる事はないんですが、商品によってはある程度販売できる限界数があります。
イベントでコーヒーを100杯売れるでしょうか?コーヒーでは無理に近い数だと思います。
だったら通常の出店でイベントと同じ利益を残せるように取り組む方が先が優先事項です。
イベント参加費6,500円で売上が20,000円なら利益は10,200円で販売数は66杯。
利益で10,200円出すなら通常出店だと売上16,200円・販売数54杯でクリアです。
参考画像
↓
提供時間やスタッフの人数など関係してくる要素は多くありますが、必ずイベント出店は利益が残るとは限りません。
結論
イベントはコロナに関係なく天候によって中止になります。
その場合の出店料は返金されないケースがほとんどなので、参加を決めるときは屋内などで天候に左右されないイベントを選ぶのがベストです。
あと、参加費は一律〇〇円と決まっていることがほとんどなので、自分の販売価格と提供できる限界数を計算して利益が残せる可能な数字なのか調べておきましょう。
売れたけどアルバイト代や参加費で利益はそんなに・・・ってならないように。
特に低単価商品・レギュラー商品を扱っているお店は注意が必要です。
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